東京 六本木〉おもてなしの心づかいあふれる。おいしい江戸前の鮨と共に至福の時を過ごす
こっそり教えるおいしいお店。
ふらっと立ち寄って感じが良かったお店、おいしかった料理を中心にご案内。そして、ワインがたらふく飲めて、安くて、満足できるお店もご紹介。通販で買えるワインだってご紹介。さて今日、こっそり教えるおいしいお店は・・・
今日紹介するお店は、六本木にある江戸前鮨のお店。
江戸前 鮨 服部
03-5474-2026
東京都港区六本木7-4-12 ジャスミン六本木ビル 1F
https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130701/13098338/
都営大江戸線六本木駅から歩いてすぐです。
入り口の店構えからして純和風。
本格的なお鮨を提供されていることがうかがえます。
暖簾をくぐり、お店の扉を開けると、
綺麗な白木のカウンター(4m50cmのヒノキ1枚もの)がどーーーーんと目に入ってきます。
お店の内装も明るく清潔感があふれています。
大将をはじめ板前さん、女将さん達の威勢の良い声が私たちを迎え入れます。
店内はほぼ満席。
お客様層は、若い男女のグループと仕事のお付き合いのある仲間同士の方々といったお客様方です。
カウンター以外にも個室が3部屋用意されていますので、会社の接待で使うといった際にはちょうど良いですね。
記念日のデートにというなら、大将をはじめとした板さんと会話しながら楽しめるカウンター席をお奨めします。
さて、今日は予約の際にお願いしていたコース(17,400円税込)をお任せでいただきます。
(時間軸が前後しますが、帰りにお名刺を頂戴しました。まさに大将は店主の服部彰夫さんでした!
服部さんの握る江戸前鮨が食べたくてお店に来るお客様も多いと聞きます。なんて幸運な日なのでしょう!)
さあ、江戸前鮨の始まりです。
うなぎの煮凝りと生いくら
お盆には稲穂が飾られ収穫の秋をイメージさせてくれます。
季節を感じさせてくれる演出。旬の魚をたらふくいただける予感。
いくらにはほんの少しの柚子が使われており、口に含むとその良い香りが口の中に一瞬で広がります。
そしていくらの皮が薄く、少しかむだけでイクラのうま味がパッと広がります。
香りと旨みの競演です!!
うなぎの煮凝りは厚肉のうなぎが十分に煮込まれ、タレの味が染み込んでいます。
心地よい弾力。そして煮凝りの味がいい。
濃すぎずそれでいてしっかりとした味がうなぎと上手くハーモニーを奏でています。
さて、今日は日本酒と江戸前鮨で行きたい気分。そこで日本酒は大将に任せたペアリングでいただきます。最初の日本酒はこちら
〇奥の松 特別純米辛口
大将が福島のご出身で地元のお酒らしいです。
数多くの賞を受賞している奥の松酒造のお酒。
さらっとした口ざわりで、大変辛口。大将曰く、燗でもおいしいお酒との事。
それもいいですねー。
ヒラメの昆布締め
白身魚のさっぱりとした味とまったりとした食感が楽しませてくれます。
サバ
淡路島のサバです。
旬のお魚ですので、適度に脂が乗っておりおいしいです。
鮪焼き
とろの部分を炭火で焼いたものです。
鮪を焼いてしまうとパサパサになってしまいそうなイメージがありますが、
表面をあぶり、その中は鮪のうま味が凝縮されています。
〇鶴齢 純米吟醸
新潟の純米吟醸
ちょうどいいと感じる甘さ。
酸味がチョット強めですが軽めの味わいなのでお鮨によく合います。
真牡蠣と柚子のジュレ
北海道 仙鳳趾(せんぽうし)産の牡蠣です。
殻の上に大ぶりな身が乗っています。身の締まったプリプリとした牡蠣です。
ちょっと違和感がある表現ですがクリーミーなコクを感じます。
大将に聞きますとそれが特徴の牡蠣だとか。
濃厚でコクのある牡蠣の味と柚子のジュレのコラボレーション。
縦に半分に切ってくれています。それでも十分すぎるほど大きい。
パクっと一口でいただきました。うーーーーん。幸せ。
厨房の隅で藁(わら)をつかって炙っているところが見えます。
調理しているところを見ながらッていうのもいいですよねぇ。
と思っていたら私たちの為に、炙ってくれていたみたい。
運ばれてきたのは、鰹の藁焼き
添えられている茗荷と共にいただきます。
外はいい感の香ばしさ、中のしっとりとした身とのコントラストが素晴らしい。
鰹
先ほどの藁焼きとは全く違った味わい。
戻り鰹のお腹の部位らしく希少部位。トロみたいな味わいです。
煮蛸
横須賀の佐島の蛸です。
これを食べると、『これ蛸?!』と驚愕すること間違いなし。
柔らかいんです。そして噛めば身がほぐれて口の中でなくなってしまうんです。
素材は勿論、調理への気配りがこの柔らかさ、味を作り出しているようです。
大将にこの驚きを伝えたところ、
お客さのお見えになるタイミングに合わせて、煮あがり時間を計算し、
最高のコンディションで提供してくれているそうです。
気配りの半端ないこだわりを垣間見ました。
是非、これは食べてもらいたい一品です。
蛸だけでお酒が飲めますよ。
カンパチ
胡麻醤油とワサビだけでいただきます。
これもおいしい。脂が少なくあっさりとした味にワサビのパンチと胡麻醤油が調和しています。
〇国権 純米吟醸
福島の蔵元のお酒です。
華やいだ感じの飲み口。辛口というより旨口。
蟹の巻物
ものすごい量の毛蟹の身が入っています。これはビックリ!
シャリの量より確実に蟹の身のほうが多い。ほぼ蟹(笑)
味噌和えになっていて蟹といいマッチング。
蟹づくしの巻物です。贅沢-----っ!!
そして海苔の香りが蟹の味をよりおいしくしてくれています。
金目
大根おろしと一緒にいただきます。
大根おろしの少しの苦みとプリプリした金目の持つ旨みがうまく調和し、
ついつい箸が進みます。
鮪の握り(ヅケ)
函館・戸井産の鮪です。
戸井は津軽海峡の北側に面した漁港で、その海峡を挟んで南側が青森の大間です。
津軽海峡で採れる有名どころの鮪ですよね。
今日の鮪は174kg。どんなに大きいの!!
鮪は赤酢のシャリでいただきます。鮪の脂と赤酢のシャリの香りと甘みが良く調和しています。
鮪のヅケは江戸前鮨の代表格の一つ。
『日本人に生まれてよかったぁ』と再認識した瞬間です。
鮪
美しいさに見とれながら口に運ぶと、しっとりと吸いつくような口当たり。
口の中に、華やかな香りが広がり、思わず笑顔になりました。
肉の厚みの割に柔らかな歯ざわり、ねっとりとした甘みと旨みが楽しめます。
江戸前の定番ですよね。
この時期だからこそとお薦めいただいたひやおろしです。
味は濃厚な辛口。味わい深い限定酒です。お鮨によく合います。
こはだ
江戸前鮨の代名詞ともいわれるこはだ。
酢締めがなされ、塩や酢の加減も絶妙。
頬張れば、心地よい美味しさが口の中に広がります。
さっぱりした味がより一層の食欲をそそります。
赤貝
プリプリした弾力のあるしっかりとした身です。
コリコリとした食感が楽しめます。
真鯵
ちょこんと乗っているのは生姜。鯵には生姜が合いますよね。
青魚の中では比較的脂の少ない鯵ですが、きれいなピンク色の中に脂がのっておいしゅうございました。
車エビ
茹でたての車エビです。
仕込んでおくのではなく、お客様の食べるペースを見計らって準備をしてくれているなんて、おもてなしの心づかいがあふれています。
そしてこのエビの身は非常に厚肉。一口で放り込むと口から溢れんばかりでした。
雲丹
北海道の雲丹です。軍艦巻きではなく、まさに握り。
高級な雲丹のみ味わえる絶品の味。苦み、臭みは一切なく本物の雲丹が味わえます。
これを食べると、スーパーでちょっとお高く売られている雲丹すら別の食べ物に感じられます。
もう虜になってしまいました。
煮穴子
これまた、江戸前鮨の定番ですよね。
ふわふわの身。しっかり厚みもあり食べごたえ抜群です。
巻物・玉子
アサリを山椒で煮た巻物。
アサリに十分味が染み込んでおり、また、海苔の香りもよくマッチしています。
鯵と香りで楽しむ巻物。醤油等をつけずそのままでどうぞ。
玉子焼きはふんわりと仕上がり、どうやったらこんな食感の玉子焼きができるのだろうとビックリものです。
お椀
海鮮赤だし生海苔です。
ダシが十分感じられ、あおさ、水菜などがたっぷり入ったお吸い物。
デザートに提供されたイチジクは甲州ワインで煮込まれた逸品。
口に入れると華やいだかおり、やわからかな食感で甘さも適度。
後味もさっぱりしていいです。
大将に伺ったところ
高級ホテル『ザ・リッツ・カールトン東京』からも近いので、
日本の和を味わいたいという海外からお越しのお客様も結構いらっしゃるみたいです。
なんとなくうれしいですね。外国の方が日本の文化をちゃんと理解してくれるには、
こちらのお店がいいと思います。
和の雰囲気を余すところなく感じてもらえ、「『おもてなし』とはどんなものか」が伝わることでしょう。
大将の心づかいこそがおもてなしの精神そのものなのですから。
勿論、板さん、女将さん達も快適にお客様が食事ができるよう目配りしてくれています。
ここでは心地よい時間の中で、おいしい江戸前鮨がいただけますよ。
ごちそうさまでした。
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